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たいていの加工機の場合、加工速度が上がると加工精度が下がりますが、ワイヤーカットは下がりません。その1つの理由は、たえず新しいワイヤーを供給しているからです。
加工速度が速くなると加工精度がさらにアップ
通常、ワイヤ放電加工においては、加工速度が速くなると精度が落ちるといわれているが、水すまし君を使用した場合には、逆に仕上げ精度が良くなるのである。
その要因は以下の通り、
(1)機械の中央で加工ができる。
(2)位置出しが4面から行える。
(3)加工時間の短縮により、室温・液温の変化が少なくなる。周長2000mm、4回仕上げで、水すまし君と他社のクランプ治具との比較では、39時間を要していた加工が27.6時間で加工できるなど、11.4時間ものコストダウンを達成できた。そして、その分温度変化による誤差も少なくなっている。
(4)仕上げしろが一定のため2ndからの加工も安定(速くなり)し、タイコ量が少なくなる。たとえば、0.05mmの取りしろが加工条件(放電エネルギー)を小さくすることにより、0.06~0.07mmになったりすると、これは20~40%の取りしろが多くなったのと同じである。
(5)反りのあるもの(プレス型のストリッパ)、加工中に反ってくるもの(プラスチック成形型のキャビティ、傾斜コマ)なども、矯正しながら加工することができる。
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